しかしその一方で様々な時間を犠牲にした。そして自由な時間も「今できていないやりたいこと」に取り組み、自分をいたわることを怠っていた。
長く作業することを良いことだと思っていたが、自分の体調や気持ちをいたわって初めて身体と精神のバランスが保たれるし、それも含めたストイックさが必要だと感じた。
修士に入ってからより精神的に負荷のかかる仕事が増え、それらが終わるころには驚くほど疲れている自分がいることに気がついた。そしてそこから通常の状態に戻るまでの時間は、その疲労の蓄積の大きさに比例するように長く、そして難しくなっていくことに気がついた。
作業の量を落とそうと思っているのではない。当たり前のことだがメリハリをつけ、目標を定めて淡々と、ある意味無感情に取り組むのが大事でその時間に実は癒されているの自分がいる。ずっとすべてを悩んでいると疲れるのは当たり前だ。
今日、保身か挑戦かという話を美容師としたのだが(笑)、最近はどの業界も保身が多くなっているという話になった。確かに日本は不景気だし、以前よりも保身的になるのは仕方ない。でもそんなの馬鹿らしいから自分は挑戦しようと思い、がむしゃらに目の前のことに取り組んで来た。しかし、実は保身と挑戦は明確に分けられるものではなく、それも適度にバランスを保ちながら行なうべきことだと実感した。
例えば進路が決まっていれば、普段の悩み事は1つ減るので今の挑戦により集中できる。また、挑戦し続けているようでじつは新しい道へ可能性を自ら閉ざしている場合もあり、適度に立ち止まることも重要だ。
ここまで当たり前のこと書いている。知ってはいたが実感して初めて人ごとではなく、自分にも当てはまることだと気付いたのか。
保身か挑戦か。そのような議論ではなく、将来どうなりたいか、それにはどうすればいいかを具体的に数年ごとにさだめ、それに向かって準備し、日々はそのために生きればいい。こなせたら遊べばいい。道筋はおそらく当初考えていたものから変わっていくだろうが、目標を見失わなければ大丈夫なはずだ。
だから自分が今本当に考えるべきは、時代の流れを良く知り、先見性をもった具体的な目標を定めることである。具体的にどのような立場でどのような組織を自分の周りに付けていったらできるのか。そしてその具体的な目標は今の未熟な状態で考えるのだから誤っているのかもしれないが、自信をもって突き進むのみか。
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